タロウとポチ 児童文学 完結 最新 特集 僕は「タロウ」、一番仲の良い友達は「ポチ」 他の男の子はボクを仲間外れにするけど、ポチはずっと一緒にいてくれる ある日の帰り道、、、 “タロウとポチ” への9件のフィードバック 匿名 より: 11/01/2025 17:05 急に雨が降り出しました。ボクは傘を持っていなくて、木の下で雨宿りをしていました。冷たい雨がボクの肩を濡らし、心細くなってきました。 すると、ポチがボクのズボンの裾をぐいぐいと引っ張りました。 「どうしたの、ポチ?」 ポチが案内してくれたのは、公園の片隅にある古びた土管の中でした。そこは雨が当たらない、ボクとポチだけの小さな秘密基地。ポチはボクの冷たくなった手に、自分の温かい体をぴったりと寄せました。 「ポチ、あったかいね。君はボクを仲間外れにしないんだね」 返信 匿名 より: 02/02/2025 10:32 ポチの頭を撫でると、ポチは嬉しそうに尻尾を振りました。 たった一人でも、誰かがいれば、雨の日だってこんなに温かい・・・ 返信 匿名 より: 23/03/2025 19:56 雨が上がり、綺麗な虹がかかった頃、ボクを仲間外れにした男の子たちが向こうから走ってきました。彼らはみんな、雨に濡れて震えていました。 「あ、タロウだ!……えっ、お前全然濡れてないじゃん。ずるいぞ、どこにいたんだよ?」 ボクはポチと顔を見合わせて、少しだけ誇らしい気持ちで答えました。 返信 匿名 より: 02/05/2025 09:41 「これは、ポチが教えてくれた秘密の場所だよ。……でも、ポチが『みんなも入れてあげて』って言ってるみたいだから、次はみんなも招待するね」 ボクがそう言うと、ポチはまるで返事をするように「ワン!」と元気に吠えて、男の子たちの周りをぐるぐると走り回りました。 返信 匿名 より: 26/05/2025 22:08 「なんだよ、ポチ。お前、俺たちと遊びたいのか?」 一人の男の子がポチの頭をなでようと手を伸ばすと、ポチはひらりと身をかわして、また土管のほうへ駆けていきました。 「ちょっ、待てよ!ポチ!」 みんなで追いかけて土管の中をのぞき込むと、そこにはボクも知らなかった「さらなる秘密」が隠されていました。 返信 匿名 より: 14/08/2025 23:12 土管の奥のほうに、ポチがせっせと集めていたらしい「宝物」があったのです。 それは、どこかの工事現場で拾ってきたようなピカピカのボルト、誰かが落としたスーパーボール、そして……見たこともないくらい大きな、カサカサに乾いた「松ぼっくり」でした。 返信 匿名 より: 07/09/2025 16:15 「うわぁ、すげえ! これ、ポチが全部集めたのか?」 「この松ぼっくり、キングサイズじゃん!」 さっきまでボクを仲間外れにしていた男の子たちは、もう雨に濡れて寒かったことなんて忘れたみたいに、目を輝かせて土管の中に潜り込みました。狭い土管の中は、男の子たちの熱気ですぐにポカポカになりました。 ボクと、ポチと、さっきまでの「いじわるっ子」たち。 みんなで肩を寄せ合って、ポチの宝物を囲んでいると、なんだか可笑しくて笑いが止まりませんでした。 返信 匿名 より: 09/10/2025 03:01 次の日から、今までボクを仲間外れにしていた子たちが、ボクを見つけると遠くから叫ぶのです。 「おーいタロウ! 今日も『ポチ隊長』の秘密基地に集合な!」 ボクの隣で、ポチは鼻を高くして、まるで「ボクが仲直りさせてあげたんだよ」と言わんばかりの得意げな顔で歩いています。 返信 匿名 より: 29/11/2025 12:44 ボクは気づきました。友達っていうのは、無理に仲間に入れてもらうものじゃなくて、何かを一緒にしたときに、いつの間にかなっているものなんだって。 今では、土管の中にはポチの宝物だけじゃなく、みんなが持ち寄った「お菓子の空き缶」や「ボロボロのマンガ本」も並んでいます。雨の日が来るのが、ボクたちは少しだけ楽しみになったのでした。 返信 続きを書く コメントをキャンセルコメント ※ 名前 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 上に表示された文字を入力してください。 関連記事 孤独な青い瞳 白いキャップの少女 コドモとオトナ みかんちゃん
急に雨が降り出しました。ボクは傘を持っていなくて、木の下で雨宿りをしていました。冷たい雨がボクの肩を濡らし、心細くなってきました。
すると、ポチがボクのズボンの裾をぐいぐいと引っ張りました。 「どうしたの、ポチ?」
ポチが案内してくれたのは、公園の片隅にある古びた土管の中でした。そこは雨が当たらない、ボクとポチだけの小さな秘密基地。ポチはボクの冷たくなった手に、自分の温かい体をぴったりと寄せました。
「ポチ、あったかいね。君はボクを仲間外れにしないんだね」
ポチの頭を撫でると、ポチは嬉しそうに尻尾を振りました。
たった一人でも、誰かがいれば、雨の日だってこんなに温かい・・・
雨が上がり、綺麗な虹がかかった頃、ボクを仲間外れにした男の子たちが向こうから走ってきました。彼らはみんな、雨に濡れて震えていました。
「あ、タロウだ!……えっ、お前全然濡れてないじゃん。ずるいぞ、どこにいたんだよ?」
ボクはポチと顔を見合わせて、少しだけ誇らしい気持ちで答えました。
「これは、ポチが教えてくれた秘密の場所だよ。……でも、ポチが『みんなも入れてあげて』って言ってるみたいだから、次はみんなも招待するね」
ボクがそう言うと、ポチはまるで返事をするように「ワン!」と元気に吠えて、男の子たちの周りをぐるぐると走り回りました。
「なんだよ、ポチ。お前、俺たちと遊びたいのか?」 一人の男の子がポチの頭をなでようと手を伸ばすと、ポチはひらりと身をかわして、また土管のほうへ駆けていきました。
「ちょっ、待てよ!ポチ!」
みんなで追いかけて土管の中をのぞき込むと、そこにはボクも知らなかった「さらなる秘密」が隠されていました。
土管の奥のほうに、ポチがせっせと集めていたらしい「宝物」があったのです。 それは、どこかの工事現場で拾ってきたようなピカピカのボルト、誰かが落としたスーパーボール、そして……見たこともないくらい大きな、カサカサに乾いた「松ぼっくり」でした。
「うわぁ、すげえ! これ、ポチが全部集めたのか?」 「この松ぼっくり、キングサイズじゃん!」
さっきまでボクを仲間外れにしていた男の子たちは、もう雨に濡れて寒かったことなんて忘れたみたいに、目を輝かせて土管の中に潜り込みました。狭い土管の中は、男の子たちの熱気ですぐにポカポカになりました。
ボクと、ポチと、さっきまでの「いじわるっ子」たち。 みんなで肩を寄せ合って、ポチの宝物を囲んでいると、なんだか可笑しくて笑いが止まりませんでした。
次の日から、今までボクを仲間外れにしていた子たちが、ボクを見つけると遠くから叫ぶのです。
「おーいタロウ! 今日も『ポチ隊長』の秘密基地に集合な!」
ボクの隣で、ポチは鼻を高くして、まるで「ボクが仲直りさせてあげたんだよ」と言わんばかりの得意げな顔で歩いています。
ボクは気づきました。友達っていうのは、無理に仲間に入れてもらうものじゃなくて、何かを一緒にしたときに、いつの間にかなっているものなんだって。
今では、土管の中にはポチの宝物だけじゃなく、みんなが持ち寄った「お菓子の空き缶」や「ボロボロのマンガ本」も並んでいます。雨の日が来るのが、ボクたちは少しだけ楽しみになったのでした。