三つの止まり木 小学校生活最後の冬。6年生のレンの心には、冷たい隙間風が吹いていました。 「もうすぐ中学生なんだから、自分のことは自分でしなさい」 家でも学校でも言われるその言葉が、レンを少しずつ追い詰めていたのです。 レンにとっての自.. 児童文学完結最新特集短編 詳細をみる
真っ白な地図と「はじまりの足音」 パン屋のマイクがいつもの様にいい匂いのする美味しそうなパンを焼きあげていました。焼きあがったパンを並べていると、店に一人の少年がやってきました。 少年はマイクが焼き上げたパンを眺めながら、ぽつりとつぶやきました。 「マイ.. 児童文学完結最新特集短編 詳細をみる
透明な針を持つ小さな騎士 少年・レンは、自称「正義の騎士」でした。 レンの頭は、まるで磨き上げられた鏡のように鋭く、誰かが間違いを犯すと、すぐにそれを見つけることができました。 「それはルール違反だよ」 「君が言っていることは、論理的におかしいよ.. 児童文学完結最新特集短編 詳細をみる
あべこべ影のハル ハルは、世界で一番「せいで」という言葉を使うのが得意な男の子でした。 テストの点数が悪ければ「先生の教え方が悪かったせいで」。 友達とケンカをすれば「あいつが先に嫌な顔をしたせいで」。 部屋が散らかっているのは「お母さん.. 児童文学完結最新短編 詳細をみる
重たい靴のトト ある日、トトの靴が突然、鉄でできているみたいに重くなりました。 玄関には、学校へ行くための教科書が詰まったカバンが待っています。机の上には、真っ白な宿題が広げられています。窓の向こうでは、未来という名の遠い山が「早くおい.. 児童文学完結最新特集短編 詳細をみる
魔法のインクと未来の顔 仕立て屋の少年ニコは、町で一番人気の「おじいさん仕立て屋」のところで働いていました。 その店には、不思議な鏡がありました。そこに映ると、なぜかみんな実際の姿よりずっと素敵に見えたり、逆にすごく怖く見えたりするのです。 あ.. 児童文学完結最新短編 詳細をみる
コドモとオトナ 5歳になったボクは不思議に思っていることがある。 「コドモとオトナってなにがちがうの?」「ボクはコドモ?オトナ?」「いつまでコドモなの?いつオトナになるの?」 公園の近くに住むおじいさんに「オトナとコドモって何が違うの?.. 児童文学完結特集短編 詳細をみる
白いキャップの少女 少女は誕生日に母親からもらった白いキャップが大のお気に入りでした。 買い物に行くときも、公園に遊びに行くときも、どこに行くときもいつも一緒です。 そんなある日、いつもとおり白いキャップをつけて公園で遊んでいると、突然、風.. 児童文学完結短編 詳細をみる